10月1日の日記
2007年10月1日 純粋数学と執筆に纏わるつれづれ コメント (1)
遠隔(PCと電話)で家庭教師をしている私の生徒の一人の話・・。
まぁ、生徒といっても私より若干年上の彼なのだが、理論物理から
鞍替えして純粋数学者を目指すという無謀。逆ならアリなのだけど。
本人は全く自覚していないのだが、時折ちらりと覗かせるある種の
数学的な思考を垣間見る度に資質がないと感じる。
物理では前途洋洋だと紹介者から聞いているし、過去には両親と同じ
医学の道も考えたらしいが、努力で叶う道には興味が湧かないらしい。
どうやらそんな性質も手伝ってか純粋数学に魅せられ憑りつかれ・・、
敢えて茨の道を選ぼうとしているらしい。
何れにしても遅かれ早かれ彼がこの分野で挫折するのは目に見えている。
恐らく数学のキャリアは一学生として終えるだろう。
物理ならば好きこそもののなんとやらで何とかなるし現実的だから本業は
そちらにして、悪いことは言わないから純粋数学は一マニアとして高尚で
深遠なる趣味として続けるのが無難。
元々物理では世界トップの場所に籍を置いていた訳だから、そこで究め
ればいい・・さて、どう伝えたらよいものか。
どちらにせよこれからの事を今一度改めて話し合うべき時か・・でないと、
教える側の私の身が入らない。
確かに本人が恐らくそのことによって強く刺激された様に、純粋数学は厳密に
言うところの自然科学や医学とは違って、努力や好奇心だけではどうにもなら
ない、素質があるか否かで道に進めるかが決まる。
つまり生まれ待ったセンスがあるか否か・・ある時点からどんなに努力しても
どんなに好きでも、それだけでは到底補うことのできない、その道に進むこと
すらできない、唯一の学問。
そしてそのセンスが純粋数学者としてのそのままの力量・・といっても過言
ではないので、唯、数学が好きだという気持ちや、義務教育時に浴びてきた
羨望などの数学的栄光などが選択理由では必ず行詰まる。
実際、興味があれば純粋数学者が応用数理科学の凡そを理解できない
事はない。
純粋数学者がそれを軸に、他の自然科学や哲学や医学その他の分野を
修めるという事は自身を含め間々あるが、その逆は殆どない世界なのだ。
その事は既にやんわり伝えているも、いたく前向きだからか今いち通じて
いない・・・いやはや中々面倒ではないか。
こんな風に、そこいら辺をいまいち理解できていない物理屋さんが多過ぎて
心底驚いてしまう・・・まぁ、ピュアマスに生き残れなかっただけのクセして、
強がりながら離れてゆく応用さんよりはまだいいけど。
実際、彼の数学力と学ぶ意欲や好奇心があれば、物理やコンピューター、
理論経済でなら名だたる施設に身を置き続けることは可能だろう。
無論、これは純粋に学問としての話だから・・・その人間的な資質だとか、
実務的な器量だとかとは、まぁ全く別の話だけれど。
※純粋数学を突き詰めて考えた場合の話で、
他の学問を見下すものではありません。
まぁ、生徒といっても私より若干年上の彼なのだが、理論物理から
鞍替えして純粋数学者を目指すという無謀。逆ならアリなのだけど。
本人は全く自覚していないのだが、時折ちらりと覗かせるある種の
数学的な思考を垣間見る度に資質がないと感じる。
物理では前途洋洋だと紹介者から聞いているし、過去には両親と同じ
医学の道も考えたらしいが、努力で叶う道には興味が湧かないらしい。
どうやらそんな性質も手伝ってか純粋数学に魅せられ憑りつかれ・・、
敢えて茨の道を選ぼうとしているらしい。
何れにしても遅かれ早かれ彼がこの分野で挫折するのは目に見えている。
恐らく数学のキャリアは一学生として終えるだろう。
物理ならば好きこそもののなんとやらで何とかなるし現実的だから本業は
そちらにして、悪いことは言わないから純粋数学は一マニアとして高尚で
深遠なる趣味として続けるのが無難。
元々物理では世界トップの場所に籍を置いていた訳だから、そこで究め
ればいい・・さて、どう伝えたらよいものか。
どちらにせよこれからの事を今一度改めて話し合うべき時か・・でないと、
教える側の私の身が入らない。
確かに本人が恐らくそのことによって強く刺激された様に、純粋数学は厳密に
言うところの自然科学や医学とは違って、努力や好奇心だけではどうにもなら
ない、素質があるか否かで道に進めるかが決まる。
つまり生まれ待ったセンスがあるか否か・・ある時点からどんなに努力しても
どんなに好きでも、それだけでは到底補うことのできない、その道に進むこと
すらできない、唯一の学問。
そしてそのセンスが純粋数学者としてのそのままの力量・・といっても過言
ではないので、唯、数学が好きだという気持ちや、義務教育時に浴びてきた
羨望などの数学的栄光などが選択理由では必ず行詰まる。
実際、興味があれば純粋数学者が応用数理科学の凡そを理解できない
事はない。
純粋数学者がそれを軸に、他の自然科学や哲学や医学その他の分野を
修めるという事は自身を含め間々あるが、その逆は殆どない世界なのだ。
その事は既にやんわり伝えているも、いたく前向きだからか今いち通じて
いない・・・いやはや中々面倒ではないか。
こんな風に、そこいら辺をいまいち理解できていない物理屋さんが多過ぎて
心底驚いてしまう・・・まぁ、ピュアマスに生き残れなかっただけのクセして、
強がりながら離れてゆく応用さんよりはまだいいけど。
実際、彼の数学力と学ぶ意欲や好奇心があれば、物理やコンピューター、
理論経済でなら名だたる施設に身を置き続けることは可能だろう。
無論、これは純粋に学問としての話だから・・・その人間的な資質だとか、
実務的な器量だとかとは、まぁ全く別の話だけれど。
※純粋数学を突き詰めて考えた場合の話で、
他の学問を見下すものではありません。
コメント
もし差し支えなければ、リンクさせて頂きたいのですが‥
如何でしょうか‥