人心地
2010年4月27日 純粋数学と執筆に纏わるつれづれとある文章に目を通していた時、その言葉に目が釘付けになった。
・・暫し無言で凝視した【人心地がつく】という何気ない言葉。
これ、だったのか・・・。
かれこれ6,7年にもなろうか、一度も味わえずにいたものの正体。
こんな得も言われぬ重度の離人感も、このありふれた言葉をもっと
早くに目にしていたならば、きっとこの世とも多少はしっくりして
こられただろう。
人より早く積学したり、大病したのが理由ではない。
何か重大な罪を犯した人間・・人を殺めてしまったり、思いがけず
誰かの人生を台無しにした様な人間が、きっと似た様な感覚で生きて
いるのだろう・・・ただ漠然とではあるが、いつもそんな風に考えて
きたのだが、さても人心地がしないとは何とも言い得て妙。
コメント