9月19日の日記

2007年9月19日 輪舞
9月19日の日記
                     
9月11日の日記

8月20日の日記

8月19日の日記

2007年8月19日 輪舞
8月19日の日記

8月16日の日記
2ヶ月弱の期間、遠隔家庭教師を引き受ける
事になりました。

生徒は、数学(純粋)科の学生さん。
春先の1ヶ月余り、同じ学科の生徒の家庭教師を
務め、多少自信がついたのと、バイト料が私の中
では破格だったので、引き受けました(笑)

・・開始は来週末からの予定。
8月14日の日記
同じ時期に入院していたお友達が亡くなりました。

既に、パッと思い出すことが出来ない程たくさんの
同志が亡くなっている。

8月13日の日記

2007年8月13日 輪舞
8月13日の日記
通院している病院で患者のデータの入った
パソコンが盗難にあったというニュースが
流れて、テレビに釘付け・・。

盗難にあったのは、私がお世話になっている
科とは違う科の医師のパソコンらしいのですが。
なんでも電源が引き抜かれて持ちさられた様で、
明らかに計画的な犯行なのだそう。

8月12日の日記

2007年8月12日 輪舞
8月12日の日記

8月9日の日記

2007年8月9日 輪舞
8月9日の日記

8月3日の日記
 
大好きで仲良しの数学者ニコライ氏が、マスカットを
送ってくれた。
昨夜、お礼がてら久しぶりに電話をかけると、彼は
待ってましたとばかりにある理論についてのアイデアを
披露してきた。

ニコライ氏は私より年上だけれど、10年位前とある試験を
取得する為の学校で知り合った当初から非常にウマが合い、
お互いのアイデアに対してもすんなり理解し合う(そして
過剰に称賛し合う・笑)事が多い、気のおけない仲。

けれど今日彼が披露してくれたアイデアは、頭の中にすんなり
とは入ってこず、彼は私の反応の鈍さにガッカリした様子。
私の反応が鈍かったのは、実は数学とは全く関係ない所で、
心とらわれる事があったからなのだけれど、彼には上の空で
話を聴いていたとは言えなかった。

「クリオネ、本業に専念したら?・・二兎追うものは一兎をも
得ず」と、心許無さを感じたらしい彼は、ちょっぴり皮肉交じり
にそう言ってきた。
「君にとって数学は片手間・・」と、実にシニカルに続ける。
本気ではないので軽くかわしたけれど。

それに本音を言えば、今回の彼の閃きは、公平に言って
さほどの鋭さを感じなかったのが事実で、つまり私の思考を、
物想いから数学に呼び戻す程には光るものがなかったという
のが本当だ。

異常に細分化された純粋数学という分野の中で、元々彼と私の
興味の対象はずれているから、お互いのテーマを真に掘り下げて
ゆくまでには至らない。
ただ、私の研究領域は一般的な研究者のそれに比べて少し広い。
それで新たな閃きが湧くと、彼はそれを私に披露してくれるのが
習慣になっているのだ。

と、こんな風に書くと、きっと余程優秀な研究者なのかと思われる
かもしれないが、実際にはそういう訳ではない。
ただ、理由はともかく、私の専攻する分野は純粋数学の中でもかなり
難解な領域であるから大抵は修得する範囲が限られるのに対して、
一体何の酔狂か若干広範囲に手をつけている・・・という意味合いに
於いて私の研究領域が広い、というのは事実だ。

私は自分の数学的アプローチがかなり特殊だという自覚がある。
それは、数学的才能が別段秀でている訳ではない、という自覚と
共に存在する。
私の数学の論理的思考は、幼少のころから万物思想的な思考によって
発生してきたのだが、これには比喩的な意味合いは含まれていない。
なにがしかの科学から、万物との僅かな繋がりを見い出す事により、
その法則のメカニズムを断片的に感ずる事があるのは、
科学のいずれかを専門とする多くの人間の常だ。
特に純粋数学をやっている人間ならば、そういったことを、何れ、
しかもかなり早い時点で、しかし殆ど慣習的に覚るものである。
でも本当のところ、それでは全く意味がないのだ、実際に。

しかし、私はこの話を何人もの数学者にした事があるのだが、
その本質を真に理解したと思われる者は皆無だった。
しかし興味深い事に、暫し問答を繰り返した後で皆一様に解ったと言う。

先に触れたように、数学者、或いは某かの分野を修めたり
極めたりした者が、憖じっか哲学思想的な事に足を踏み入れたがる
傾向にある、或いは無意識にその領域に浸るという事は割りとありがち。
けれど、それは摂理から漠然とコトを理解し、自ら目覚めたのでは
決してなく、飽くまでも学問を継承する過程で無意識に植えつけられ、
熟され、いつの間にやら自分のものになっている思考であり、煩瑣な事を
思考する癖が自ずと解釈するレベルでしかない。

無論、凡そ物事というものは、その人なりの解釈という次元で
成り立っている訳であるから、それも一つの理解に違いないの
だが、結局、その程度の把握に止まる。

そういう意味に於いて言えば、ニコライは自分がただ一介の
数学者であり、他のいかなる学者も己が何者でもないという
事を知れ、という認識と謙虚さを持った、学者には珍しい、
実に捌けたタイプの、尊敬できる友なのだ。
8月2日の日記
専門誌の執筆でお世話になっている編集部から
宅配便が届いた。
中身は自分が携わっている雑誌と、それに関連する
その他の専門誌、それから編集部に毎月送られてくる
自分宛ての手紙。

これは数学の方ではなくて、もう一つの仕事の方のお話。
私宛ての手紙は、月に数通から多い時で数十通ある。
殆どが素人専門家からのもの・・平たく言えば亜流。
その自信と根拠が一体どこからやってくるのかは知らない
けれど、質の悪い一家言を恐ろしく無駄な比喩表現などを
用いて高飛車に綴ってくる手紙。

大方の内容は、私が書いた物に対する批評、はたまた質問等の
一方的な物がほとんどで、稀には相談めいたものまである。
偉大な思想家や哲学者、作家の名をやたらと引っ張り出して、
ご丁寧にそこに注釈まで加えながら、それら歴史的人物の理論を
テキスト通りに、或いは批判的に(無論、無自覚に)説明してくれるのだ。

殆ど例外なく己を‘普通の人間とは違う才能’の持ち主だと
信じて疑わない不思議は‘凡その人間には理解され難い程の
才能’によるものだという、まるで根拠のない自負心により
培われている。

それはあたかも自らが専門家であるかの様な物言いばかりで、
まるで謙虚という言葉自体を知らぬ様。
それがどんな場合でも一定の敬意を示すというのは己の器量。
私はこういった手合いを相手にしないと何時からか決めている。
いちいち読んでいては限がないし、そもそも意味がないもの、
という認識。

対応すること自体にきりがないのではなく、憚らずに言って
しまえば、手紙の送り主の大半が独りよがりな輩であるから。
そこに僅かな才能、或いはその芽を感じさえすれば、この限り
ではないけれど。
この分野の恐ろしいところは、数学と違って言葉さえ分れば
幾らでもどこからでも入り込めるし、その気になれば一見一端の
発言ができる、故にタチが悪い。
その解釈に於いては、どんなに説明してみてもないものには
触れようがない上に、殆どが無自覚だから尚更厄介。
そして残念ながら、非礼をチャラにできるような才能には未だ
嘗てお目にかかったことがない。

私は例えいかなる分野が対象であっても、更にそれがいかなる
次元で述べられたものであっても、凡そ素人(評論家)というものを
好まない(実際、ちょっとでも利口なら評論は腹の中だけにして、
感想程度に止めておくというもの)。
彼等はまず同じ土俵に立たなければ己の言葉が意味を成さず、
また真実みさえも帯びず、無形ではあるものの、ある種の権利
すら持ち得ないという事を知らない、と常々強く感じるもので
あるから。

つまり、それすら悟らないという事自体、そもそもがその程度
であるという結論。
権利を得なければ言葉すら発する事ができがない、と言ってい
るのではなくて、わきまえる事を知らぬ者は、まだ何も知らぬ
者に等しい、という意味に於いて取るに足らない存在。

外野からものを言う程簡単な事はない。
例え、その中に幾許か真理が含まれていようとも(驚くべき
ことに、真理いうものは、どんなに愚かな思考の中にさえ、
あらゆる次元で幾許かそこに潜んでいるものだから)。
如何なる分野に於いても、その海の中に入って初めて、その
深淵さや冷たさを実感するものであると思う。
例えば、患者が如何に己の病気に詳しなったつもりであろうと、
患者はただの患者である。

対等なつもりの勘違い、仮にその知識が本物ならば、その滑稽
さに気付いて、自らわきまえるであろう。
自ずとわきまえる・・これはもう研究者としてもただ人としても、
力量や才能を計る共通の物差しでもあるとも考える。
人は知れば知るほどわきまえるものであるから。

テレビで生ビール片手にナイターを観ながらヤジを入れる
のとはわけが違う。
プロ野球選手相手にバッティングフォームを指摘する草野球
チームの素人の如く無礼。
百歩譲って、縦んばその指摘が的を得ていたとしても(そう
いった事は可能性として往々にして有り得ることだけれど)、
つまりはそこら辺の振る舞い方が肝心なのだという話。

めんどくさー・・・支離滅裂だけれど、まぁいっか。

それに実際の話、私にはある思惑があって、これらの執筆には
敢えて幾許も魂を込める事をせずに、今の所、唯ひとえに生活
の為の執筆と割り切っている。
故に、そういう類の手紙が送られてきて気まぐれに開封する事は
あっても、最近ではきちんと読む事すら稀である・・。

初めまして・・・

2007年7月19日
初めまして・・・
・・クリオネです。

第2の日記はじめます。

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